藤井聡太四段の次の対戦相手佐々木勇気五段は柏将棋センターで修行のイケメン棋士

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将棋界で名人戦と同格のタイトル戦の第30期竜王戦の決勝トーナメント1回戦で増田康宏四段に勝ち、前人未踏の29連勝を達成した藤井聡太四段。

次の対戦は、同じ竜王戦の決勝トーナメント2回戦で佐々木勇気五段と7月2日(日)に対戦します。

普通、プロの棋戦は土日には行われませんが、藤井四段が中学生であることを配慮して、日曜日に対局が行われることになったようです。




藤井四段の次の対戦相手の佐々木勇気五段は、竜王戦の4組優勝者です。

ちなみに藤井四段は6組の優勝者で29連勝の時の対戦相手の増田四段は5組優勝者でした。

竜王戦の最上位のクラスは1組で、ここに羽生3冠をはじめとしたプロ将棋界のトップ棋士がひしめいています。

佐々木勇気五段は、前回の増田康宏四段同様、若手の実力者として評価が高い棋士です。

佐々木五段は惜しいところで中学生棋士になれませんでしたが、それでもプロ棋士になったのは、16歳1ヶ月と歴代でも6番目に若いプロ入りですので相当な才能の持ち主です。

ここまで、無敗の藤井四段にしても簡単に勝てる相手ではありません。

佐々木五段が藤井四段が29連勝を決めたとき、同じ部屋の奥から眼光鋭く藤井四段の将棋を見つめていた姿が印象的でした。

■佐々木勇気五段のプロフィール

・生年月日
1994年8月5日(22歳)

・プロ入り年月日
2010年10月1日(16歳)

・出身高校
都立白鴎高校

・出身地
スイス・ジュネーヴ生まれ 埼玉県三郷市出身

・師匠
石田和雄九段

・段位
五段



■小学生将棋名人を経てプロ棋士の養成機関である奨励会へ

佐々木勇気五段は、2004年、小学校3年のとき、小学生将棋名人戦で優勝しています。ちなみにこの小学校将棋名人戦の優勝者の多くはプロ棋士になっています。

その後、プロ棋士の養成機関である奨励会に入り、都立白鴎高校1年生の時に4段に昇段プロ棋士に。

佐々木五段は、第3期(2013年度)加古川青流戦で優勝する等、若手有望株の棋士の一人と目されています。
また、特に女性の間ではイケメン棋士として人気をよんでいます。

■佐々木勇気五段は柏で腕を磨いたプロ棋士

佐々木五段の師匠の石田和雄九段は、元プロ将棋最高峰のA級棋士ですが、柏駅近くの柏将棋センターの経営もしています。

柏将棋センターは、東葛エリア有数のアマ強豪が集う道場として知られています。

佐々木勇気五段は、幼稚園の頃より柏将棋センターに通い、小学校4年の時史上最年少で全国小学生名人になった、いうなれば、柏で腕を磨いたプロ棋士です。

柏将棋センターでは7月2日(日)13:00から佐々木勇気五段対藤井聡太四段戦のテレビ中継と大盤を使用した速報を行います。

★柏将棋センター
・住所
〒277-0005
柏市柏5-1-2 CS21ビル3F

・電話番号 04-7163-3335

・棋士
師範 石田 和雄 九段

・営業日
月曜定休(祝祭日を除く)

・営業時間
平日 12:30~20:00
土曜、祝日 10:30~21:00
日曜 12:00~21:00


■佐々木勇気五段は藤井四段に勝てるか

ここまで連勝を続けていると”一体だれが止めるのだろう”という興味が湧きます。

もし、佐々木五段が勝利すれば”藤井四段の30連勝を阻止した棋士”として一躍、有名になること必至です。

私は、将棋の有段者ですが、藤井四段のこれまでの将棋をみたところ、段位は4段ですが実際にはAクラスの八段レベルにあると感じました。

対戦して敗れた棋士が異口同音に語っているように”藤井四段は終盤が物凄く強い”ですので佐々木五段が勝つためには、序盤・中盤戦でかなりリードすることが絶対条件になります。

ただ、藤井四段は終盤ほどではないにしても序盤からスキのない将棋を展開しますので
相当厳しい戦いを強いられそうです。

佐々木五段が勝つためには、藤井四段に先にせめさせないような展開に持ち込み、かつ
藤井四段がミスするというような条件が必要になると予想します。

いずれにしても、29連勝を決めた将棋以上の熱戦が期待できそうです。

私としてはどっちにも勝ってほしいといった心境です。



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