千葉市立海浜病院・建て替え、幕張新都心に移転★2025年度開院予定

千葉市立海浜病院の建て替えや移転場所、開院時期等についてわかりやすくお伝えします。
千葉市立海浜病院は、1984年10月に開設、以来40年近く経過しており、建物の老朽化や不具合が進行していますが、診療を続けながらの根本的な改修は難しく、応急的な修繕で対応している状況となっています。

一方で、通常の市であれば市立の病院は一つしかありませんが、千葉市の場合、中央区にも市立青葉病院があることで、両市立病院の機能・役割の分担をどうするかという観点からも、海浜病院の建て替えや移転場所・新病院の機能等の検討が進められています。

特に海浜病院は、平成27年4月から6月までの間に多発した海浜病院心臓血管外科の死亡事案による新規患者の受入停止の影響で収益が悪化、赤字が続いていることで、経営面からも医業収益向上が見込める地への移転の必要性が高まっています。

このような背景から、千葉市立海浜病院の建て替え・移転については、千葉市が平成21年度から持続的に取り組んでいる「千葉市立病院改革プラン(第4期:平成30~32年度)」の中で構想・検討されています。

そのような状況の中で熊谷俊人市長は、海浜病院の建て替え・移転場所について”美浜区の幕張新都心に新病院を建設する意向を明らかにしたうえで、「今の海浜病院に比べればアクセスもよく、花見川方面も含めたより広範囲の市民の医療を支えられるのではないか」と言及しています。



現段階における千葉市立海浜新病院計画の概要は以下の通りです。
現在は、基本計画の段階で2020年中には、より具体的な計画が公表される見通しです。

千葉市では移転と同時に産婦人科及び小児科の入院機能は新病院に集約、青葉病院の有する病床のうち40床程度を新病院へ移行させる計画。

■千葉市立海浜新病院 整備基本計画 概要

・病床数
380~430床程度

・診療科目構成
新病院では、現在の海浜病院の診療科目を原則維持

・整備規模
1床あたり面積を約100㎡

・延床面積
約40,000㎡

・建設予定地
美浜区若葉3丁目
県立幕張総合高校の東隣にある千葉県企業局所有の幕張新都心若葉住宅地区小学校・公益施設用地内

※建設予定地は、現海浜病院から北に約2キロの土地

※新病院開院後は、現在の海浜病院施設は除却、用地は、所有者の千葉県に返還す

・開院予定
2025年度




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