東武鉄道は、このほど2017年度の鉄道事業設備投資計画を発表しました。
それによれば、2017年度は、総額345億円の設備投資を行うとしています。
そのうち、東武アーバンパークライン(野田線)関係では、
六実~逆井間の複線化、清水公園~梅郷間の高架化、高柳駅の駅舎の橋上化、
逆井駅のリニューアル工事を進める計画です。
■清水公園~梅郷間の高架化について
清水公園~梅郷間は、千葉県が施行する都市計画事業として、連続立体化工事を施行中です。2017年度には、仮線工事、高架橋新設工事を実施する予定です。
完成は2023年度を見込んでおり、完成すれば11か所の踏切が廃止されるということです。
■六実~逆井間の複線化について
東武鉄道は、2019年度末の完成を目指し、東武アーバンパークライン 六実~逆井間
約3.9㎞の複線化工事を引き続き推進するとしています。
複線化工事が完成すれば、船橋~柏間が全線複線となることで、
列車交換のための待ち合わせ解消等により、所要時間の短縮等、輸送サービスの向上を目指すということです。
東武アーバンパークラインの六実~逆井間は、首都圏の大手私鉄では珍しい単線です。
9割方複線だとしても1部分でも単線があると”上り・下りのすれ違い”に支障がでるため”駅で電車が待機する”必要が生じます。
大昔、”東武野田線=単線”というイメージを持たれていた頃よりは、だいぶ進歩しているようです。
主要な通勤路線として、東武としては、単線状態は解消したいところでしょう。
野田線からせっかくアーバンパークラインというカッコイイ?路線名にしたのに
単線では、格好がつかないでしょう。
六実~逆井間の複線化が完成すれば、利用客の多い船橋~柏間の通勤・通学客の利便性が大きく向上するでしょう。
コメント